ケミカルピーリング QandA【3】

6回1クールの必要性について教えて下さい。

---- ピーリングは角質の1/2〜1/3を取り除くことで細胞分裂が活発化し、その際に皮膚の還元力も高まり表皮に溜まっていたシミや未成熟な細胞等の代謝が期待できます。4回ピーリングすることで皮膚は生まれ変わるのですが、代謝が遅れていることがトラブルの原因となっている場合があるで更に2回行うようになっています。

色素沈着が現れた場合、ピーリングの継続は可能ですか。

---- 施術に対して過剰に反応したということなので1〜2ヶ月はピーリングを行わない方がよいです。色素沈着は、通常1〜2ヶ月で良くなります。

顔への、ジェル・マスクの単品使用は可能でしょうか。

---- ジェルのみの使用は可能ですが浅い部分のピーリングとなり深部への影響は少なくなります。マスクのみの場合、剥離が急激に進むので安全性を考慮した使用方法ではありません。 (表画のケラチンの分解の割に基底層近くの炎症が出やすくなります)

ジェルの上にマスクを塗布することで再乳化していくので更に深部までピーリングができます。これらの事より単品での使用はしないことが望ましいといえます。

赤味がでたりこヒリヒリ感が強い場合の対処法を教えて下さい。

---- 赤味は多少でても大丈夫ですが長時間放っておくと水泡が出たりその手前の角質が白く浮いたような状態が反応として出る場合があり、色素沈着の恐れがあります。赤味が出たところは限界点で、それ以上ピーリングする必要はありませんから部分中和を行う事が望ましいです。

広範囲な場合は無理をなさらず、全体中和をお勧めします。また、ヒリヒリ感については、刺激の許容範囲は3分間で一定の刺激になった場合は継続して間題ありませんが、3分を経過しても痛みが断続的に増すようであれば中和剤で部分中和を行うことも出来ます。刺激に特に弱い知覚過敏の方には刺激緩和剤の使用をお勧めします。

水泡ができた場合ステロイドは使用した方が良いですか。

---- ステロイドの使用はできるだけお控え下さい。(色素沈着の恐れがあります)